甘い声、甘い顔にはトゲがある

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バレーボールや合唱などのサークル活動を装って勧誘した。元信者の女性は大学の図書館で声を掛けられ、合唱サークルに入った。メンバーは大学生や社会人ら約20人。半年後、リーダー格から「聖書の勉強をしない?」と勧められた。「教会」の礼拝に行くと、メンバーほぼ全員がいて「やっと来たんだ」と迎え入れられたという。

asahi.com:「摂理」、千葉に関東の拠点 幹部宅、性的暴行利用か - 社会


 バレーボールなんかたくさんサークルがありそう。合唱のサークルはどうなんでしょう。早稲田だと、たくさんありましたけど。特に印象があるのは、混声合唱団とゴスペラーズ。ゴスペラーズは、私が学振の特別研究員をやっていた頃、大隈講堂の辺りでよく練習していたように思います。それまでは、下北サンデーズをうわまわるような劇団の発声練習か、ワセオケくらいだったので、おぉっという感じでした。
 時はうつろい、場所もかわり、小汚い看板しかない今の大学で、ひときわ目立つ、プロ並の立て看で宣伝されていたゴスペル・サークル。留学生が集結したのかと思わんばかりに、主要メンバーが韓国系の人たち。そこそこうまいです。一人でラウンジにいると、あるいは、図書館脇のベンチに座っていると、速攻で誘われます。かなりしつこいらしく、相談を受けることも多いとか。

 摂理かどうかに関係なく、しつこい勧誘には要注意。しつこくするには、誘う人にたいていなにかメリットがあるからです。サークルならまだしも、コワイお兄さんが控えている高額商品の販売とか、エウリアンとか、世の中、悪いやつらは最初はいい顔して近寄ってきます。

#トイレの掃除も強く断る勇気が必要なときもあるとか。

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コメント(8)

 「聖書に興味ありますか?」
 片言の日本語で目が生き生きとした金髪青年ならM教,流暢な日本語で目がうつろの美形女性ならG研という時代がありました。
 学生時代は全くもてなかった小生は,不覚にも後者の勧誘に胸がときめいてしまいましたf(^_^;)。青春のほろ苦い思い出(にがわら

 違法性の意識は故意の要件ではない。しかし、違法性の意識の可能性は故意の要件である。常識があれば「ヤベーんジャマイカ」と思うから違法性の意識の可能性はたいていある。
 ネットにあふれる無責任な法律解釈を信じてもだめですよ。キーボード打つ手が震えてミスタイプしているじゃないですか。それはあなたの良心の声ですよ。自称ハッカーさん。2ch情報は捕まりたくないという希望的観測の集合体で、
   捕まりたくない=違法性の意識の可能性
なんですから(マジ。

私の考えでは、
> 「ヤベーんジャマイカ」と思う
ことができる程度の事実の認識が必要だということになります。

> Strafrechtさん
後日メールします。
私はこれから夏休み期間です。

 たいていの供述調書には良心の声(違法性の意識)として「心臓がどきどきしました」「額に汗が噴出しました」「手が震えるのが止まりませんでした」と録取されてます。
 もちろん平然とナイフで胸を刺してニヤリと笑ったら、それはそれで冷酷で罪悪感なき極悪非道の悪情状として死刑すらちらつきますが。

> たいていの供述調書には良心の声(違法性の意識)として
中野次雄先生や柏木千秋先生の違法性の意識に関する考えを思い起こしました

 中野次雄先生の講義は、別の意味で面白かったです。
 小野先生、団藤さん、平野さん、「大塚君(ママ)」という感じで刑法巨匠のナマ発言がポンポン引用されて、満場の爆笑まで誘い、それでいて基礎理論をいつの間にか身に着ける名講義で、午後7時から8時半の講義も眠くありませんでした。
 刑法の口述模試で事実の錯誤のご指導をいただいた様子は一生の記念碑です。m(_ _;)m

中野先生の講義はほんとうにすばらしかったですね。
しかも、斬新なご見解を披露されていました。例えば、行為規範論に基づく客観的帰属論を、アルミン・カウフマンの考えに基づいて考察されたりとか。

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このページは、Tetusya Ishiiが2006年8月11日 23:43に書いたブログ記事です。

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