2006年12月アーカイブ

今、めざましテレビのスポーツニュースを聞いていたら、渡辺和洋アナウンサーがフィギュアスケートの締めで一言。

「真央ちゃんが先にとんで、ミキティが次にとびます

フィギュアスケートはジャンプ種目に変わったようです。

講義のpodcasting

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 最初に導入したのは理工学部長の稲積宏誠(いなづみ・ひろしげ)教授の研究室。11月から、十数人が出席するゼミの様子を週1回のペースで録画し、1回約1時間分の映像を配信している。映像は講義を履修している学生向けだけに公開されている。ダウンロードの際にIDとパスワードの入力を求めるので、誰がいつダウンロードしたか確認できる仕組みだ。

iPodで講義映像を配信、青学大が国内初の試み : 経済ニュース : 経済・マネー : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


来年度、実験的に刑法の特殊講義でビデオ講義(+2回の演習)を実施する予定ですが、正規講義はビデオ上映でやるとしても、できればネット配信したいもの。ところが、1講義だいたい300メガ強、全12回で約4Gのディスクスペースが必要です。これで、学生数に堪えるだけのサーバとなると、ちょっと貧弱な部局のサーバを使うわけにいかず、自宅サーバを開放するのかどうか悩み中。大学も、e-Learningをと声高に言うくらいなら、すくなくとも希望者に30Gくらいディスクを開放してもらいたい。
ちなみに今年度は、刑法総論・各論とも、講義を録音していてこれを配信しようと考えたものの、こちらも相当なディスク容量、さらにデータの転送量を必要とすることが判明して、停止状態。こちらも、レンタルサーバなどでやってもよいのですが、おそらくデータ転送量がはんぱじゃないくらいになるので、かなり高額のプランを選択しないといけなくなるでしょう。
いくら少人数のとはいえ数百人単位で週三回おとされたら、鯖がたいへんなことになりそうです。

萎縮効果

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 人並み外れて神経質だということはないでしょう。

奥村弁護士の見解 - 技術者有罪が招く悪夢 IT立国・日本のお寒い裁判2006.12.25 AERA


法規制による萎縮効果を考慮して人権侵害の有無の基準を呈示するというのは、よく憲法論などでみられるのですが、どうも最近は、IT立国とか、ユビキタス社会ということから、σ(^_^)が憲法を勉強した頃と違って、一般的・類型的に萎縮効果をみるのではなく、もっと具体的に、個別的に萎縮効果を考慮しなければならない、と変わったみたいですね。
そうすると、裁判においては、つねに適用違憲が問題となり、ある行為者グループでは有効に適用され、ある行為者グループでは無効で適用されなくなりうるのでしょう。こういうのは、法的確実性・安定性を害するだけでなく、結局は、法の支配とか、法治国家性を否定することにつながると思うのですが、どうもそう考えない人たちが多いようです。

# 法治国家の概念を、法律に従って形式的に運用すべきだという意味で使う人がいますが、これは悪しき法治国家の概念で、まさに近代の法治国家思想が否定してきたところだと思います。法に従った運用を厳格にさせることで人権侵害・自由の圧迫をふせごうというところにその本質があるはずです。この意味では、広い裁量をもつ日本の行政は法治国家の原理に反するものとなりえます。なんかの記事をこのこと読んで思ったのですが、思い出せないので。

金曜日の講義のあとの懇親会で、コーディネートされた先生がたずねられました。

「社会人の方でよくいるのですが、ネットワークとかコンピュータに関係する研究をしたいといってきたら、どうしますか」



「刑法の基礎理論や方法論をきちんと修得するというのであればいいですが、でなければ受け入れないでしょう」

と答えました。でも、社会人だったりするとこういうのに堪えられない気がします。その先生も、そういう返事をするということでした。

 ファクタ出版は、同社が発行している経済誌「月刊FACTA」の1月号(12月20日発行)に「ソニー 暗号破られた『電子マネー』」という記事を掲載した。

 記事の内容は、電子マネー「Edy」「Suica」や、おサイフケータイクレジット「iD」「QUICPay」「VISATOUCH」といったサービスに採用されている非接触IC「FeliCa」の暗号が破られたというもの。研究者らは情報処理推進機構(IPA)に連絡し、IPAも暗号が破られたことを確認した、としている。

ITmedia エンタープライズ:FeliCaの暗号が破られた?——ソニーは完全否定


事実なら、携帯電話はカードかという問題も現実味を帯びてくることになる。そして、ソニーはこの1年踏んだり蹴ったりということになろうか。ところで、IPAに届けたのは、ソニーが真剣に受けとめなかったからか。それとも、脆弱性関連情報の届出ということなのだろうか。
さらに、事実なら、バッテリーのとき轍は踏まないことであろう。

所詮この程度

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日興の全額出資子会社の日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)と、その子会社のNPIホールディングス(NPIH)との間での他社株転換債(EB)に関し、会計処理が不適正だったとしている。また、NPIHを連結決算から外す会計処理をしていたが、NPIの子会社として連結すべきと判断したという。

NIKKEI NET:経済ニュース


今日の日経の朝刊を読んでいたら、この粉飾決算が一人の平社員の書類の偽造によってなされたということが書かれていた。組織的なものでないということらしい。しかし、逆にいえば、一平社員の偽造を、しかもそれによって、当期利益の20%強が動いてしまうような偽造を、その直属の上司も含めて上層部がなんらチェックすることができないようであれば、もはやそのような会社は会社としての体をなしていないのであって、それこそすみやかに消滅させるべきであろう。
さらには、そんなことも見抜けない監査など無意味なのであって、監査を担当した監査法人の責任をもっと厳しく追及すべきでないだろうか。損害賠償請求を含め積極的な責任追及をしないのであれば、株主の保護はお題目にすぎなくなる。

十年一昔

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日本人24人を含む72人が127日間にわたりゲリラに拘束されたペルーの日本大使公邸占拠・人質事件の発生から17日(日本時間18日)で10年となる。

ペルー人質事件から10年、「人生変わった」枢機卿ら : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


10年ときいて、パスポートを更新したことを思い出す。この事件の年に前のパスポートを使い始めた。出入国記録を見たら、9月にハワイに行って、12月は20日〜26日パラオにいっていました。夏休みがハワイで、冬休みがパラオ。ダイビング三昧しだした頃だったわけです。
そういえば、人質事件が解決しとき、オーストラリアのパースにいてエクスマスへ移動したのを思い出す。ニュースで突入シーンが何度も放映されていました。

そして、サリン事件はあったものの、10年前はゲリラによるテロはまさにそういった地域での遠い出来事ととしてしか意識しなかったものが、今はテロへの戦いとしてなされる施策を身近に感じるようになってきている気がします。米国への入出国時の指紋登録や写真撮影など、思いもよらなかった10年前です。
# 地下鉄サリン事件ですら、日本人は、かつての過激派による企業爆破事件と同様のもの程度でしか意識していなかったかもしれません。

escape from...

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 おみやげを買う時間がなかったので、空港の売店にかける。

 京都の八ッ橋のようなものを捜す。

 ラスベガスで賭博をせず、サンフランシスコでクラムチャウダーを食べてない。

奥村弁護士の見解 - back to 西天満


サンフランシスコといえば、シーズ・キャンディで決まりでしょう。買い忘れた場合は、銀座・表参道・元町で買えます。

回答者は刑法は山口教授、刑訴は酒巻教授(やはり出題者だったのか)

刑法授業補充ブログ : 新司法試験考査委員(刑事系科目)に対するヒアリング


意見発表者で、刑法の考査委員は、山口厚、林秀行、刑訴は酒巻匡、佐賀元明(敬称略)ですね。考査委員の意見のなかで、修習の話をしているのは実務家の方でしょう。

ちなみに、刑事系科目とのヒアリングのほかに、公法系科目民事系科目のヒアリングも公開されています。

矛盾

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 飲酒運転するやつに酒を売ったり飲ましたり、あるいは、同乗したら、幇助犯にして、厳罰に処すべきだといっているのに、Winnyの事件で幇助で処罰するのは「異例」とか、「不当」とかって表現をとるマスコミとか、ネットジャーナリズム。

仕事からの逃避

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三菱自動車工業の虚偽報告事件で、横浜簡裁が無罪判決を言い渡したことを受け、政木道夫弁護士ら被告3人の弁護団は13日午後、横浜市内で記者会見し

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 「警察、検察に猛省求める」=被告3人コメント、弁護人が会見−三菱自虚偽報告


どこかで聞き覚えがある名前だと思ったら、大学のとき、サークルでお世話になった1年上の先輩であった。

関西土産

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報告者:Joerg Brammsen バイロイト大学私講師
通訳:前嶋匠 奈良産業大学専任講師
テーマ:企業組織幹部の正犯性
    Organisationstaeterschaft im Wirtschaftsleben?

ドイツ刑法学研究ブログ : 企業組織幹部の正犯性


日帰りで、いってきました。内容はそのうち関大の紀要にでも載るのでしょう。共同意思主体説の環境で育ったσ(^_^)にとっては、あまりにリジッドすぎるのではないかという印象でした。
半分答えがみえていたのですが、ちょっとだけ、確かめてみました。部下が企業活動に偽装した犯罪行為の企画・立案をして、これを取締役が決裁して、実行した場合、どのようになるのでしょうか。ドイツの議論は、どうも上から下へという一方向しか企業の意思決定・活動をみていない気もしていましたし。久々に刑法解釈論に染まった感じでした。


この前の関西から東京へ来たときの土産もドイツ刑法の論文でしたが、今回の関西からもってかる土産もドイツ刑法論文でした。関西の名物はドイツの刑法の論文みたいです。時間がなくて、ふぐを食べ損ねたのはちょっと残念。
もうひとつの収穫は、ドイツの刑法学者でも故意説はいまだに根強いことを知ったことでしょうか。Frischさん、Jakobsさんについで、Brammsenさんもそうだとか。
# Jakobsさんの博士論文が罪数論だということをはじめてしりました。どうも過失犯の印象が強かったのですが、あれは教授資格論文だったのですね。

散髪から法盲目性まで

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1000円という安さと10分という手軽さを売りにしている床屋さん、QB HOUSE。

[民b]民法教員のタテマエ? 2nd ed. | QBハウスが1時間後に1008円になっていたら


 ともかく、髪の毛が鬱陶しくて切りたくて堪らなかったのに、忙しすぎて時間がなく、放置し放題でした。そんなとき、このエントリをみて、そういや通勤途中駅の構内にあることを思い出し、さっと切ってきました。ちょっと待ちましたが、20分、電車2本分のロスで済みました。
# なお、日本はハイパーインフレではないので、待っている間に1円も値上がりしませんでした。経費節減で千円しか使えない券売機を設置しているので、値上げするなら千円単位だな、とは思いました。それでも、今の国債乱発状況と通貨供給量からすると、ちょっと政策をあやまるだけでこの道にいってしまうでしょう。

 こうやって、ネットで触発されて購入したことへの簡単な謝礼をしようというのが、おそらくもともとのアフィリエイトだったのでしょうね。そのうち、ネットとリアルにまたがるような場合でも、簡単にアフィリエイトができるようになるのかもしれません。
# σ(^_^)のサイトは、アマゾンの本を時々あげますが、これはアフィリエイトではないです。表紙をとってこれるのが便利なので、アマゾンを使わせてもらっています。

つくば

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 金曜日は、なぜか辞令の交付があったので、そのあと、大量の総会・理事会両方の配布資料を抱えてRIMOWAに詰めて、つくばへ。地図上では、まっすぐ北に行けばたりるのだが、なぜか各駅停車で総武線⇒船橋⇒東武野田線⇒柏⇒東武野田線⇒流山おおたかのもり⇒つくばエクスプレスと1時間半もかかった。
 つくばエクスプレスの沿線風景は、まさに住宅建設ラッシュという感じで、2000万から3000万代で戸建てやマンションの宣伝をしている看板や垂れ幕が目についた。
 つくば駅周辺は、ショッピングセンター街があるものの、どの店もほとんど客はいなく、これで商売をやっていけるのかという印象。もしかすると、週末のみどっと客が押し寄せるのであろうか。


 筑波大学の春日キャンパスが目指す場所であったが、裏道遊歩道を通ったのと日が暮れるとまったく暗闇なってしまうことから、かなり遠回りをしてたどり着いた。理事の中には、タクシーに乗ったら、まったく違う筑波大学本体そばの学生寮へ連れて行かれたという人もいた。帰り道はまっすぐ歩いて帰ることができ、するとすぐだったので、あまりに近すぎたので、その人はタクシーの運転手にいじわるされたみたいだ。
# つくばでは近距離でタクシーを乗るとあぶないかもしれない(._.)φ

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