時効

| コメント(0) | トラックバック(0)

 ちょいとみたドラマの最後であったが、あいかわらず作家さんたちは、時効を正しく理解できていないようです。刑事法で問題となる時効は、刑の時効と公訴時効と二つありますが、ドラマで使われるのは、「公訴」時効のはず。

 なのに、なぜ、警察官が被疑者を逮捕しただけで、公訴時効が停止するのでしょうか。今日のは、「23時59分時効停止」なんてかっこよく刑事に言わせたつもりでしょうが、刑訴法254条1項のどこに逮捕が書かれているのでしょうか。こんなのでも、ナントカ大賞とか受賞できるのですね。

 近年、時効直前の犯人の確保が話題となった事件がかなりあったのに、あまりそういうことは注目されていないのですね。



 だれか、公訴が時効ぎりぎりになされることを扱った小説やドラマの脚本を書いてくれるような作家はいないのでしょうか。でも、それでは、ドラマにならないとか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.tiresearch.info/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/254

コメントする

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.21-ja
Loading...

2010年8月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリ

アーカイブ

このブログ記事について

このページは、Tetusya Ishiiが2007年5月30日 23:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「名古屋はええよ。やっとかぁ!」です。

次のブログ記事は「提灯行列で早稲田をはじめて知る早稲田の学生」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。