「稀星(きらら)ちゃん」は立山町は駄目でも富山市はOK−。今年二月に生まれた赤ちゃんの名前の読み方をめぐって、二つの自治体で出生届受理の判断が分かれていたことが十六日、分かった。名前の読み方に法的な制限はなく、受理の可否が各自治体任せになっている制度のあいまいさが表れた格好だ。
両自治体の対応に戸惑う立山町の女性は今年二月、富山市内の病院で女児を出産。出生届を立山町に出したが、同町は「きらら」とは読めない、として受理しなかった。ところが、富山市内で生まれたので同じ日に富山市に届けてみると、受理された。
北日本新聞社 富山のニュース
「きらら」という日本語を漢字にすると、「雲母」ですね。普通は雲母の光具合を名前にしようとは思わないと思います。この女性はどのような思いを込めてこのような読みと漢字にしたのか、あまりわからないです。きら星ということなら、綺羅星で、綺羅は、見た目の華やかさ、美しさということになります。星のきらめきということなら、煌めきですね。輝きをいうなら、星はきららではなく、きらきらです。こういうところに、日本語が崩れているところ、あるいは、たんに日本語ができなくなっているところが、あらわれているのでしょうか。
たしかにどういう漢字にして、どういう読みにしてもよいのでしょうが、表意文字という漢字の特性をあまりに無視するのは、結局、名前に思いを込めているようには傍目にはみえないのではないでしょうか。少なくとも、私はそう思えてしまいます。だって、年寄りですから。
よく暴走族やヤンキーのお兄さんたちが、「夜露死苦」と読みだけで当て字を書いていますが、それとたいして変わらない感じを受けます。もっとも、日本語でも、欧米の固有名詞について漢字を当てていますので、まったくだめなわけではないのでしょう。アメリカ=亜米利加というものです。
でも、夜露死苦も亜米利加も、漢字の音は一致していますね。稀星はそれすらないわけで。。。
ちなみに、
当て字変換ツールで、「きらら」を変換したら、「鬼羅羅」でした(;^_^A アセアセ…