てるてるいのち

| コメント(0) | トラックバック(0)

 ムコ多糖症に対する治療薬に関する承認がされてこなかった状況は、日テレ系列がドキュメント等で追ってきたものです。患者を支援する活動をしてきた湘南乃風が中心となったライブが深夜放送されていました。昼間は、緊急特番としてこれまでの経緯のドキュメンタリーがありました。
 大臣が代わったからか、そうでないかはわかりませんが、今月異例の速さでムコ多糖症II型の治療薬が承認されました。でも、治療薬の内外格差(ドラッグ・ラグ)はこれだけにとどまらないはずです。その原因として、審査期間の長さが上げられています。


 これに関連して、

 舛添要一厚生労働相は13日、全国障害者スポーツ大会出席のため訪れた秋田市内で記者団に対し「あらゆる新薬について承認期間を早めたい。5カ年計画で1年半にする」と述べ、新薬の承認までにかかる期間を、2011年度までに現在の4年から1年半に大幅に短縮する方針を明らかにした。このため、審査官を3年以内に400人に倍増する。

舛添厚労相:新薬承認早め1年半に短縮する方針 - 毎日jp(毎日新聞)

という報道がありました。

 ほんの少し前まで、厚労省の担当課長は、日本人に対する臨床治験が海外でなされても、それはデータとして有効でない、国内で日本の流儀で臨床治験をしなければいけないといっていました。最近になってようやくその態度が改まったわけです。でもこれだけで、問題が解決するわけではない気がします。
 さらに、日本の治験の仕組と海外での治験の仕組が違っていて、国際的に共同して臨床治験をおこなうことが困難で、日本特有の仕組に適合するよう特別に治験をしなければならないということは、変わっていないでしょう。このような難病だけでなく、日本人が普通に罹患する病の治療薬でも、こういう問題はあるわけです。そのあたりにまで、メスを入れないと本当の改善はないのかもしれません。例えば、癌になったらアメリカに行くしかない現状では寂しい気がします。


 話変わって、てるてるいのちで注目したいのは、まねごとでなく、かっこだけでなく、地に足のついた活動をアーティストがおこなったことでしょう。でも、まだ第1章です。つづきはまだまだあります。
# どれがまねごとだとか、かっこだけなんていうと、誹謗中傷といわれそうで。




 ライブの放送の感想です。絢香さんて大阪出身なんですね。MCではじめてわかりました。ORANGE RANGEは若さだけの言葉遊び程度しか認識がなかったのですが、かなり音楽に幅が出てきた感じがしました。また、ライブだと沖縄の香りがかなりするみたいです。テレビの音楽番組だとそんなことないんですが。湘南乃風はすべてがレゲエですねぇ。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.tiresearch.info/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/287

コメントする

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.21-ja
Loading...

2010年8月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリ

アーカイブ

このブログ記事について

このページは、Tetusya Ishiiが2007年10月14日 03:35に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「10月10日は萌の日」です。

次のブログ記事は「汚名と名誉」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。