たまたま輸入盤を発見。今年の春のコンサートらしい。
しかし、往年の初期ASIAの楽曲はまだしも、それぞれの前(あるいは前々)所属バンドの楽曲は、すごいものがあった。
情に流されるドラム、歌い出すと指が止まるベース、おかずの多さ音のスペースを埋めることに執念を燃やすギター、音が軽いポップなキーボード、これらが一体となって、往年のプログレをやるものだからである。
例えば、Roundabout。これほど揺らぎ(f分の1ではない)のあるリズムはなかなか聴けないだろう。Court Of The Crimson Kingは、以前にジョン・ウエットンのバージョンを聴いたことがあるので驚きはしない。
Video Killed The Radio Star。日本で流れているCMはそっくりさんなので、オリジナルに近いが、この低音美声?とバラバラのコーラスは、原曲のよさをどこにみればよいのだろうか。
個人的には、日本でやるのだから、Night after NightやIn the Dead of Nightあたりをやってもらうほうがうれしい。
というわけで、虚無からfantasiaに逃避していたが、そのあとで聴いた76年のレインボーライブや80年のホワイトスネイクのライブがより滋味溢れるものであった気がする。
コメントする