見識の問題

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名古屋市立大学大学院医学研究科元教授の汚職事件で問題となっている博士学位申請者から論文の審査担当の教授らへの謝礼が、名古屋大学大学院医学系研究科でも慣例となっていたことが毎日新聞の調べで分かった。

 浜口道成・医学系研究科長は「事実なら情けない。やってはいけないことに決まっている。だが受け取る側と渡す側の見識の問題で、大学として調査はしない」と話した。

医学博士号謝礼:名古屋大でも慣例化「100万円医局も」 - 毎日jp(毎日新聞)


 名古屋大学大学院医学系研究科で、博士学位申請者から論文審査を担当する教授らへの謝礼が慣例になっていたとの毎日新聞の報道を受け、同大は10日、平野真一総長直轄の全学問題検討委員会を設置、慣例の有無を含む調査を11日から始めると発表した。

博士号謝礼:名古屋大学が検討委設置 11日から内部調査 - 毎日jp(毎日新聞)


医学系では見識の問題でも、大学としてはそうではないらしい。これでそのような慣例があったら、告発するのであろうか。慣例だったなら、もしかすると、名古屋大学の医学系の教員のほとんどが収賄側か贈賄側に加担していたりして、そうすると、全員を解雇処分とかにするのだろうか。

いまだ犯罪になっていないセクハラでも懲戒解雇(諭旨解雇も含む)されるご時世、贈収賄でそうしないならバランスが悪い気がする。それとも、全教員の首のすげ替えは医学教育の崩壊につながるとみて、調査してもうやむやにすますとか。時効だとかなんとかいって。



といいつつ、白い巨塔*のモデルとなった大学のことも心配になってきた。。。




* よくある勘違いですが、白い巨塔のモデルは阪大ではありません。

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ある秘密計画の実行のためのメールを大学宛に送りました(秘密保持のためアナログ)。ぜひこの計画を実現させましょう。

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