これらに回答をくださる方はいらっしゃらなかった。本当に立件できないのかについて断定的な解説は頂けなかったし、共謀罪と分離した再提出が不可能な仕組みがあるのかと言う点についても解説をもらえなかった。
じゃあ、誰のせいで法案は店晒しになっているのだろう。不正指令電磁的記録に関する罪の新設には誰も反対していないのだから、共謀罪から分離して再提出するだけではないか。なぜそれができない? それをさせたくない立場の人が誰かいるの? どうもわからない。
高木浩光@自宅の日記 - 「ウイルス作成罪」はこうしてほしい / 国会提出刑法改正案の趣旨
Digital Forensicsの国際会議に来ているけど、似たようなことはよくきかれます。私なりの推測はあるんですが、公言してよい類のものではないので、直接会ってきかれたときに、こそっとしか話していません。
# 缶詰にされる会合は、食べ過ぎてしまう。注意しないと。
大阪市内のかつての不法駐車は東京の人や、初めて大阪を訪れたドライバーには無法駐車に見えたのだろう。しかし、あれはあれで、一つのルールがあって、そのルールを学べば極めて便利なものであった(ルールを守れないヤツは悪いヤツではなく、アホなヤツなのである。警察も重点的にアホの取り締まりで十分だった)。奉行所近辺を不浄の地として忌み嫌った大阪商人たちに、法は絶えず「悪」であったのかもしれない。武家屋敷に寄生して発展した純粋な消費都市の末裔たちに、市民の法の原理がなかなか理解できないのもむべなるかなである。
大阪でキセルは悪ではない。その様な穴のある集金システムでラクな商売を企んで、福の神さんを冒涜した者こそが悪いのである。