衛星通信の意義?

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 衛星通信を利用して、生涯学習番組などを全国に発信する文部科学省の教育情報衛星通信ネットワーク(エル・ネット)が08年度、廃止されることが分かった。99年7月に始まり、少なくとも40億円以上が投入され、ピーク時に公民館や学校など2177カ所に受信設備が置かれた。しかし最近は「放映の際、視聴者がいない」と指摘されていた。

教育情報衛星ネット:廃止へ…40億円無駄に 文科省 - 毎日jp(毎日新聞)


 ついでに、SCS(スペース・コラボレーション・システム)も廃止してはどうか。固定時間で視聴を(半)強制するよりは、インターネットによるオンデマンドに切り替えた方が有効だろう。こちらも、費用対効果、それにメンテをさせられる大学の負担からみて、役割を終えたのではないのか。

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昔、防衛大学校では卒業間近になると徹夜でウォーゲーム(兵棋演習)を徹夜でやっていたそうです。これはテントを司令部として、戦術的な指揮を一昼夜ぶっ通しでやる演習でした。しかし、このゲームの一番怖いこところは、演習が終了したあと、盤上から取り除かれた駒がごろごと転がっている所だったそうです。少なくともその駒こそが死体の山を実体化しているモノだったからでしょう。
しかし、今はよりリアルにコンピュータを利用して、瞬時に結果がでる演習に代わったため、昔のように死者の数は、物理的な駒ではなく、画面の数字として、瞬時に表示される様になったのです。湾岸戦争で米軍の将官は「これはコンピュータ上の演習じゃない」と自分にいって聞かせたそうですが、彼の目の前の光景はただのゲーム(演習)と変わりない世界なのでした。
しかし、このようなエアコンのきいた作戦室での人間的な感傷も、所詮、戦場にある極めてありがたくない世界に存在する人々には遠い世界でしかないのではないでしょうか。

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