アバウト

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 「アバウト」ってもう死語の部類に入ったのでしょうか。


 夏休み中に取材があって、それがネットで記事として公開されていました。とりあえず、わかりやすくということだったので、専門家からみると、アバウトな話なんでしょうね。法的な議論も、厳密にやろうとすると、テクニカルタームを適切に使用して、的確に話をしていかないといけないでしょうが、テクニカルタームになれない人にとっては、それが話をわかりづらくしているように思います。で、わかりやすくすると、厳密な話が難しくなって、アバウトになってしまう。
 修行が足りないので、どうしてもこうなってしまいます。


 アバウトな説明。
  • 要件事実がわからないという学生に
    要件事実なんて、刑法の構成要件と同じだから。刑事法では、証明責任(挙証責任)が全部検察官にあるだけ。実際、阻却事由なんて、英米法だと抗弁だし。
  • 構成要件がわからないという学生に
    構成要件なんて要件事実と同じ。「事例に示された具体的な事実関係を分析し,論点の解決にとって必要な事実を抽出し,的確に法的評価をすること」という試験委員の説明って、そんなもの。
おあとがよろしいようでm(_ _)m。。。(((へ^^)へ

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このページは、Tetusya Ishiiが2008年10月 3日 05:44に書いたブログ記事です。

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