鶴屋八幡の此の花と栗小倉羹。此の花は、夜の梅タイプの羊羹を村雨で挟んだもの。羊羹がしっかりしているので、ちょっと村雨が負けてしまう食感で、鶴屋吉信の京観世のような村雨と羊羹の一体感は、あまりない。その分、村雨が充分にあるのだけれども、口の中では、羊羹が残る感じ。甘さ自体は上品であり、きちんと作っている。
栗羊羹は、普通、蒸し羊羹で作ってあり、もちっとした食感に栗を感じるものであるのに対して、この栗小倉羹は、栗1個をワンパッケージにして、練り羊羹を流し込んだもの。しかも、練り羊羹は、此の花の羊羹より柔らかく仕立ててある。そのため、羊羹が栗の存在(味も香りも)より強調していく感じ。なお、このシリーズは、四季の心というもので、栗は、今の時期のみ。春先は、柚、夏は、甘夏になる。
追記
難波津の歌で此の花とは、梅の花のことなので、その意味で、夜の梅の羊羹を使うことは、正統なのかもしれない。個人的には、もう少し柔らかめの練り羊羹でよいかな、とも思った。
明日は、KAZさんとこに載っていたレシピで、お願いしまス!
材料(2人前):キャベツ 1/2個、豚バラ肉 250g
キャベツはざく切りに、バラ肉は適当な大きさに、それぞれ切って、
鍋へ交互に敷き詰めつつ、間に塩こしょうをまぶす。
日本酒を適当にふりかけて、蓋をして、蒸し煮にする。
本来は、できあがったモノに「キャベツのうまたれ」をかけて食するラシイ。
冬ごもり中