悪態?そんなの関係ねぇ!

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 ハイ!おっぱっぴー
 古いネタでm(_ _)m オリンピックを中心に世の中が動いているような今日この頃。試験,採点,試験,採点,また試験。さらに,中期目標・中期計画の仕上げと次期計画の準備に追われる毎日。なんか1日おきに寝込んでいる感じ。
 しかし,國母選手の一連の騒動は,モラルを人に強制できるのかという恰好のテーマになってしまったようです。私は,そんな倫理的高潔な人間でないので,またチンピラみたいな格好をしてとかなどと思ってとしても,それで非難を浴びせるようなことはできません。この問題で,國母パッシングをしている記者さんやマスコミは,これまで取材のため,どこかへ押しかけたり,道路や車線をふさぐようなことをせず,駐車マナーを守ったり,いやがる人間に無理矢理返答を求めたりしたことはないのでしょうね。
# 1年くらい前の中大の刺殺事件ときには,多数のマスコミが近所の警察署に押しかけて,春日通りや伝通院前の参道を占拠して,車両通行を滞らせていましたし,歩道もどこを歩けばよいのかという感じでしたが。。。

 で,マスコミの報道なんてなんとでもなり得るかなと感じたのが次の記事。小沢幹事長にからむ内閣支持率の推移をみても,こんなのに踊らされる人も多いのでしょうね。

口元がゆがむ。感情は制御不能に陥った。決勝の2回目を終えると、まずヘルメットを夜空に投げ上げた。さらに、ゴーグルも投げ捨てる。これが性懲りもない『国母劇場』の号砲だった。
[From また悪態!国母、メダル及ばず8位 (2/2ページ) - バンクーバー冬季五輪 - SANSPO.COM]

 これが好意的に書きたい選手だったら,「悔しさを口元ににじませながら」とか「悔しさのあまり,ヘルメットとゴーグルを次々と放り投げ」とか,書くのでしょうね。たぶん。

 質問の直前から異様なムードだった。9位の青野令(松山大)を取材している報道陣の前を、日本オリンピック委員会(JOC)の広報からの待機指示を無視して素通り。勝手に取材エリアの出口へ向かおうとした。そこで追いかけられての質問に“キレた”。
[From また悪態!国母、メダル及ばず8位 (2/2ページ) - バンクーバー冬季五輪 - SANSPO.COM]

 ここも,「茫然自失の状態ですぐに取材応じることができなかった。」とかいたりする,かも?

 どっちにしろ,モラルや倫理なんて,所詮価値観の問題であって,従う,従わないは,個々の人間の内面の心情に対する判断でしょう。道徳性ということを強調するなら,ルールに対してそのルールの持つ価値判断に賛同して,自ら積極的にしたがってはじめて道徳的に行動したといえるのであって,外形的にルールに適合している行動をとったからといって,道徳的にしたがったとはいえないと思います。モラルへの服従は,内面の態度の問題だからです。さあて,そのような高潔な人は,どのくらいいるのでしょうか。

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このページは、Tetusya Ishiiが2010年2月20日 06:00に書いたブログ記事です。

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