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]]>[From 新司法試験合格者インタビュー(2010年)はじめに: ポッドキャスト@千葉大図書館]
新司法試験合格者インタビュー(2010年) 第1回:『だれに最初に合格を知らせたか?』
新司法試験合格者インタビュー(2010年) 第2回:『5月の試験が終わってから、今までどのようにして過ごしたか?』
新司法試験合格者インタビュー(2010年) 第3回:『学部と大学院とで勉強はどう違うか?あるいは、同じか?』
新司法試験合格者インタビュー(2010年) 第4回:『法学関係以外のお勧めの一冊は何?』
新司法試験合格者インタビュー(2010年) 番外編:『今までインタビュー取材にあたってきた北村賢哲先生に感想などを伺います』
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で,ちょっとまじめに勉強し出そうと思ったんですが,DFGがらみで,「ロボティクスと法」について書いて欲しい,講演して欲しいといわれたんですが,日本で,そんなこと議論しているのでしょうか。大学の運営業務に忙殺されてしまい,すっかりBSE状態です。まぁ,上司にあたる理事が,ロボティクスの専門家なので,技術的なこと(とくに機会工学系の)は,そこの研究室に相談する手もあるのですが。
]]>で,マスコミの報道なんてなんとでもなり得るかなと感じたのが次の記事。小沢幹事長にからむ内閣支持率の推移をみても,こんなのに踊らされる人も多いのでしょうね。
口元がゆがむ。感情は制御不能に陥った。決勝の2回目を終えると、まずヘルメットを夜空に投げ上げた。さらに、ゴーグルも投げ捨てる。これが性懲りもない『国母劇場』の号砲だった。
[From また悪態!国母、メダル及ばず8位 (2/2ページ) - バンクーバー冬季五輪 - SANSPO.COM]
これが好意的に書きたい選手だったら,「悔しさを口元ににじませながら」とか「悔しさのあまり,ヘルメットとゴーグルを次々と放り投げ」とか,書くのでしょうね。たぶん。
質問の直前から異様なムードだった。9位の青野令(松山大)を取材している報道陣の前を、日本オリンピック委員会(JOC)の広報からの待機指示を無視して素通り。勝手に取材エリアの出口へ向かおうとした。そこで追いかけられての質問に“キレた”。
[From また悪態!国母、メダル及ばず8位 (2/2ページ) - バンクーバー冬季五輪 - SANSPO.COM]
ここも,「茫然自失の状態ですぐに取材応じることができなかった。」とかいたりする,かも?
]]> どっちにしろ,モラルや倫理なんて,所詮価値観の問題であって,従う,従わないは,個々の人間の内面の心情に対する判断でしょう。道徳性ということを強調するなら,ルールに対してそのルールの持つ価値判断に賛同して,自ら積極的にしたがってはじめて道徳的に行動したといえるのであって,外形的にルールに適合している行動をとったからといって,道徳的にしたがったとはいえないと思います。モラルへの服従は,内面の態度の問題だからです。さあて,そのような高潔な人は,どのくらいいるのでしょうか。 新しもの好きというか,流行の最先端をいっているのか,昨年は,夏にすでに新型インフルに罹患し,そのあとたいへんな目にあいました。今年も新年早々お年玉をクリックしたら,なんかエクセルファイルが落ちてきて,開いてみたら,♪あらまぁどうして?有名人の名前やブログID・パスワードや工程管理表がぎっしり。こういうのを使って無断でアクセスすると,不正アクセス行為となって,犯罪が成立するのですよね。
♪けど,でも,わかるでしょ。こういう誘惑に弱い人が多いことが。妄想でしかないですが,何人かがそうやることをわかって,このような細工をしたのかもしれませんね。こういった場合,不正アクセス罪の幇助や教唆が成立するのでしょうか。あるいは,全体として,サーバ会社に対する業務妨害罪が成立するのでしょうか。因果な商売,ついそういうことに関心がいってしまうわけで。。。
捜査関係者によると、押尾容疑者を8月にMDMA使用容疑で逮捕した際、押収した携帯電話からは、同容疑で逮捕された知人泉田勇介容疑者(31)らとの、事件に直接かかわる内容のメールを消去されていたという。しかし、同課は、特別なコンピューターソフトで消去されたすべてのデータを復元。MDMAは、事件当日の8月2日に東京・港区マンションで一緒に使用して亡くなった田中香織さん(30)に「もらった」と主張する押尾容疑者に対し、現在はこれらの復元データを突きつけて追及しているという。
[From asahi.com(朝日新聞社):押尾容疑者丸裸、携帯メールを完全復元 - 日刊スポーツ芸能ニュース - 映画・音楽・芸能]
やはりデータを完全に消すには,物理的に壊すのが一番なので,押さえられたくないデータを消すときは,舗装工事用のローラー車で入念に押しつぶしてもらうのが一番かもしれません。水没も,かなり復活できるらしいです。普通に頼んでやってくれないのは,ばか高い費用がかかるからで,普通の人は,請求しても払わないでしょ。
]]>携帯電話評論家の石川温氏は「各携帯電話会社はメールの内容までは記録していないとみられるが、NTTドコモでは水没した携帯のデータを復活させるサービスもあるほど。ソフトは市販されていないが、メールのデータ復活は容易だろう」と話している
[From 押尾メールでバレた! 警視庁、特殊ソフトで全容解析へ - 芸能 - ZAKZAK]携帯評論家というなら,これくらいのフォレンジック・ツールがあることくらい知っておいてもらいたいけど,そんなこと知っているようなら評論家などと称さないか。夕刊紙だからなのか,きく相手を間違っているでしょ。
]]>2009年10月4日、千葉大学大学院専門法務研究科の修了生で今年の司法試験を合格した方々をお祝いする会が開かれました。
[From ポッドキャスト@千葉大図書館: 新司法試験合格者インタビュー(2009年)]
このプログラムは、その際、合格者の皆さんにインタビューした音声を、質問項目ごとに取りまとめて、5分程度の番組として構成したものです。
学部と法科大学院の違いは,受け身か能動的かという意見がありますね。個人的には,そうでもないと思っているのですが,学生にとっては違うようです。判例を細かく分析するというのも,学部でもやっているのですが。。。刑法総論なんて,理論とか体系とかいったりしますが,出発点は,やはり判例の的確な理解,修得なんだと思います。
あと,やっぱし,最初に知らせるのは,一番支えてもらった人でしょうね。
財務省が医療費の総額を引き下げるよう要請しているとか。細かな各論的問題は置くとして,高齢者が増えてきて,医療を必要とする総数が増えつつあるなかで,医療費にシーリングを設けるというのは,簡単にいえば,医療の質をさげろ,ということなのではないの?ここ10年から20年の動きも,病院における看護師の必要数を減らしたりとかしてるわけだし。病院に入ってくるお金が減れば,人件費を削減するしかなくなったりして,医師や看護師がいないから,ベッドが空いているのに,患者を受け入れることができませんとかなったりしている現状もあるわけで。
# それでも,全部自由診療で支払い能力があるならとか,最上級の特別室なら,入院させてあげます,というところも多いはず。
財務省は19日、2010年度予算編成を巡り、患者や公的な健康保険が医療機関に支払う診療報酬の引き下げを厚生労働省に要求すると発表した。3%程度の引き下げを求める方向だ。主に中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)で決めていた報酬配分についても、政府の見直し案を年内に決めるよう要請する方針だ。
[From NIKKEI NET(日経ネット):財務省、診療報酬「引き下げ」要請へ 配分見直し案も年内に]
2010年度予算で診療報酬を引き上げ、緊急治療を担う病院や勤務医への報酬を増やすことで、地域医療の崩壊を食い止めるのが狙い。
[From NIKKEI NET(日経ネット):民主、医療費議連が発足 「診療報酬引き上げを」]
国民皆保険であるがゆえに,保険の支出総額を減らすというのは,保険で保障する医療内容を悪化させるということなんじゃないのかなぁ。アメリカみたいに,所得に応じて保険が選べて,加入する保険に応じて可能な治療方法が変わるというのもどうかとは思うが,こうやって,医療の質が切り下げられる,あるいは,医療の進歩に応じた医療を受けることができないのであれば,まだ,そのほうがいいかとも思えてくる。
一律に提供される医療内容が悪化するなら,金持ちは,別途特別の医療を受けることができる保険に加入するなり,すべて自由診療でいこう,ということで,まともな医療を受けることはできるかもしれない。それでも総体として,医療が疲弊してしまえば,そういったことすら不可能になるような気もしなくはない。
財務省の医療費の総額を引き下げろというのは,実は,国民全体の命の値段をなんぼのもんと見ているかという一つの答えなんじゃなかろうか。
付審判請求が刑訴で認められている、そして付帯請求が民訴で認められている
[From ロースクール日記:付審判請求と付帯請求]ドイツでは,附帯私訴の制度がありますが,これは,部分的に日本にも導入されていて,犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律17条以下で,損害賠償命令の申立て制度が規定されています。つい先日,この初の判断がだされたはずです。そのほか,ドイツで,似てそうで似ていないものに,Nebenklageなんてのもあります。附帯私訴に対応させて訳せば,附帯公訴といったところでしょうか。民訴でいえば,訴訟参加ですね。著作権法では,著作権侵害罪について,Nebenklageの対象から外そうという動きがあり,問題になっています。
]]>もともとは,牛乳を長期保存するために,結晶化しないぎりぎりまで砂糖を加えて細菌の繁殖を防ぎ,保存に適するように加工したものだそうです。そのまま,なめても美味しいのですが,もとは薄めてミルクにしたのでしょう。ベトナムのコーヒーは,煉乳を入れるようですね。ここは,フランスの影響が残っているので,フランスの支配下にあったときに,フランス人がコーヒーに煉乳を入れていたのかもしれません。いずれにせよ,煉乳は,がばがばと飲むようなものではないでしょう。
]]>あの、「論証パターン」ってやつは、コンデンスミルクです。
あまりにコンデンスなので、もともと原料は何なのかわからなくなっています(笑)。
そのとおりで,そのままおぼえても,煉乳をがばがばと次々に飲み干していくようなもので,甘さの快感に紛らされて,体に悪いことこの上なしです。原材料を確認するには,その作り方をまず理解することなんではないかと思っています。なので,基本的に授業は,LSも学部も煉乳をどのように作っているのかばかり。だいたい,試験の答案で,できあいのコンデンスミルクを塗られても,べとべとして読めたものではなくなります。なんかテクニカルタームが散らばっていれば,点数をつけてくれるようないい加減やさいい教員ならともかく,ともかく学生の評価で,鬼や邪神を目指す身としては,しっかり答案を読むので,日本語としてそもそもおかしいコンデンスミルクの答案は,相当程度評価が下がることになります。LS未修で,刑法をかじったことのある学生も,そういう評価を受けて目覚めると素晴らしく成績が伸びるようです。
コンデンスミルクが自分で作れるようになれば,さらにConfiture de laitなんかも作れるでしょう。さらには,大量に作りすぎているせいかどうか,味が落ちている気がしなくもない出来合いの某生キャラメルより美味しいキャラメルなんかも作れそうです。
欧州では,高等教育に関してボローニャプロセスが進行中でして,スイスでも,これを推し進めているという現状です。そのコアとなるのが,学士課程と修士課程の二段階構成をとり,欧州全体で同一の基準でそれぞれの学位を授与していこうということにあります。学士課程が,専門分野の基礎を修得し,修士課程がそれを深めるというものです。しかも,単位認定がECTSという同一の基準でなされるので,互換性にも富むことになります(ここに主眼があるのでしょう。これにより,欧州全体で大学の国際競争力を高めようとしているのだと思います)。確か実行期限は,2011年のはずです。
チューリッヒ大学でも,これを実施し,この春(夏か)に最初の修了者を出したとのことでした。従来は,おおよそ4年で大学を修了し,その後,各州の高等裁判所で実務修習を受け,試験に合格すれば,法曹資格を得ることができたのですが,現在では,3年間の学士課程+1年半の修士課程をへてはじめて実務修習を受けることができるようになったそうです。かつては,法学部卒業生の約7割が法曹の道へと進んでいったそうです。
しかし,ボローニャプロセスに参加して最初の卒業者をみるかぎり,チューリッヒ大学の法学部では,うまくいかなったということです。一番大きな問題は,600人入学して(もちろん試験はありませんが),ストレートで修了できたのが,65人だったということにあります。初年度のアセスメント段階で約3割が落ちるのは,想定内としても,あまりにも少なすぎる人数に衝撃を受けており,その原因を分析して,再度カリキュラム等を検討するのだそうです。
# 従来は,最短で修了する学生は,約3割いたそうです。
さらに,研究者養成にいたっては,まったくの未知数だそうです。昔なら(今でも)Habilitationを書かないと大学教授になれなかったのです。このHabilitationがかなり重厚なモノグラフィーであることを法学では,要求されていました。今後,どうなるかは,わからないとされつつも,シュワちゃんは,理系のように,短い論文を何篇かドイツのテーマで書くことでよくなるようになるのではないかと推測していました。さて,どうなるのでしょうか。
ドイツにおける状況は,ここから。
ついでに,わが国の法曹養成制度を振り返ると,上述のように厳格な成績評価とか一定の評価基準の構築などほど遠い話で,それぞれの関係者が自助努力するしかないという状況なのでしょうか。先月の合格発表以来,未習者の合格率の低さについて,LS側と法務省側が責任をなすりつけあっているかのような報道もありました。どことはいいませんが,多くのLSでは,既習者を手っ取り早く鍛えて合格させようというカリキュラム編成が目立っている気がします。それでは,未習者が2年次に進学しても,かなりキツイ状況になるのは,目に見えています。
# だからといって,1年次にじっくり基本科目をやっても,それほど伸びるわけでない気もします。1年次の基本科目の単位数を6単位増やすという方針が示されとき,各科目の単位をそれぞれ拡張しようという方針(例えば,刑法総論を2単位でやっていたのを4単位にするとか),それよりは,各学生の状況に応じて自由に不得意分野を履修し,復習できる仕組のほうがよいように思います。
ただ既修とはいっても,ごく一部の上位者をのぞいて,そんなにできるわけはないですから,結局,未修2年次=既修1年次でも,基礎的な理論教育に精力を注がないと,どうにもならないでしょう。既修は,できるとの前提のカリキュラムに無理矢理未修を押し込むから,どうしても未修も学力が伸び悩むのではないかと思う。
さらに,未習者だけでなく,既習者多くも,形式論理だけのどうにもならない論点主義の文章や,字面しか追えず,テキストを精緻に読み込むことができないところなどを是正しないと,どう見ても合格にいたらない気もしますし。
# 予備校本のような一見要領よくまとめられたかに見える安直な本に依拠しているかぎり,改善不能な様な気もする。なぜ,毎年のように刑事法の出題者がヒアリングで,文章力を問題にするのか,わかっていないのでしょうか。
未習者では,学卒ですぐ入った者より,社会経験のある者の方がどうも伸びが大きいという印象も持っています。それは,社会における物事の機微に接したのかどうか,という差なのかもしれません。そもそも,学部新卒で,新聞を読まない,読書もしないというのであれば,豊かな社会経験を持った者との人生経験の差を埋めるような豊かな想像力をはぐくむこともできないでしょう。それでは,社会規範としての法を適切に理解するのは,困難なようにも思っています。 # 私は,LSでもっぱら未修クラスを担当していますが,なぜか毎年のようになぜか家政学部卒がいたり(だって,家政学部のある大学は,20もないはずです),年齢構成もばらばら,背景もばらばらで,もしかすると,平均年齢もアラサーでないかと思われようなクラスばかりです。そうすると,新卒者が年長者からうける刺激がよい影響をおよぼしているところも多々みられます。
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