2009年3月アーカイブ

イスラムの刑罰と法(メモ)

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 イスラム法で,犯罪は,次の三つに分類されるらしい。

  • Huddood:決められた刑罰によって処罰されるもの
    1. Zina:姦通
    2. Qadhf:侮辱
    3. Shurb Al-Khammur:飲酒
    4. Sariga:窃盗
    5. Qat Al-Taria:強盗
    6. Ridda:背教
  • QuissaとDiya:殺人と傷害
    これらの犯罪は,血讐・贖罪金による処罰可能とされる
  • Taazir:違反行為や社会ないし宗教上の不当行為をすべて含むものであり,裁判官の裁量により処罰される

 スーダン出身で現在U.A.E.の内務省法律顧問をされているエルブシュラ・マゴウプさんが千葉大にて,研究のため滞在されています。その研究の報告として,イスラム圏におけるサイバー犯罪との比較を講演していただくことにしました。ふるってご参加下さい。

  • 日時 2009年3月24日(火曜日)18時から20時まで
  • 場所 北海道大学東京オフィス(サビアタワー10階)東京駅日本橋口よりすぐ
  • 講師 Mahgoub Mohamed Elamin Elbushra, Professor Dr.
      (UAE内務省顧問 兼 刑事法教授)    慶應義塾大学Ph.D. in Law(1988)
  • テーマ E-crime : definition, investigation, prosecution, trial and treatment of e-offenders
  • 使用言語 英語・日本語(通訳:石井徹哉・千葉大学教授)
  • 参加料 無料
  • 参加申込み 下記メールアドレスまで、ご氏名、ご所属を明記してお申し込み下さい。
     北大の町村先生がとりまとめられていますが,メアドをのせるとスパムの脅威にさらすことになりますので,控えます。私まで連絡をいただければ,転送します。

Elbushara.jpg Contemporary Terrorism -Diversity of Perspectives-
「現代のテロリズム -イスラム教徒と非イスラム教徒の視点の相違ー」
講演者: Dr. Mohamed Elamin ELbushara Mahgoub
(モハメッド・エラミン・エルブシャラ・マグブ博士)
UAE内務省刑事法顧問

「テロとの戦い」は、現代の国際政治のひとつのキーワードとなっているが、
「テロリズム」の定義をめぐっては多くの議論が存在する。欧米における理解と
中東・イスラーム地域における理解の差異、また、イスラーム世界内部に存在す
る多様な立場を検討する。

日時: 3月11日(水) 午後1時~午後4時
場所: 人社研総合研究棟 4階 共同研究室2
使用言語: 英語

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