ヴュルツブルクのヒルゲンドルフさんとメールのやりとりをしていたら,早稲田のシンポジウムに出席するのであいましょうということなり,出席してきました。かなり豪勢なシンポジウムの割には,こじんまりとしたものです。豪勢というのは,リーガロイヤルで関係者の宿泊やランチ・ディナーをすべてまかなったり,まともなカンファレンスバッグがついていたり,等。
刑法部門は,パネリスト以外では,私を含めて二人しか参加者がいないという寂しい状況でした。もう一人の方は,早稲田でやるのだから,ずらっと早稲田の院生がならんで参加していると思っていたと,いわれていました。たしかに。とても,早稲田の比較法研究所共催とは思えません。早稲田って,昔から,ドイツの刑法学会と交流を持たなければいけない,などといいつつ,結局,シニアクラスだけそうしていて,若手には,そういった意識が希薄なのか,そうさせないのか,あまりないです。ハイ。
もう団塊下世代より下では,ドイツと積極的に交流している教員は,いないような気もしなくありません。たとえば,筑波の岡上さんのように,早稲田出身者でも,早稲田以外のほうが積極的でしょうか。若手のうちから,他大学のように,積極的に海外留学させるようにしないと。今でも,専任職について,研究者として一人前になってからでないと留学してはいけないなどと,いっているのでしょうか。この本が泣けてきそうです。
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